wordpressによるブログ制作~ローカル環境構築編~
1.何故ローカルでの環境を整備する必要があるのか?
これまで静的なHTMLのサイト構築だけを行なってきた人は、「ローカル環境の構築?そんなもの必要ある?」と思うかもしれません。ただのHTMLの構築だけならば、PCにフォルダを作って、その中にHTMLファイルを用意し、Dreamweaver等のオーサリングツールを使うか、もしくはTerapadなどのテキストエディターで編集し、ブラウザでチェックすればよかったのだけなのですから。
しかしwordpressはそうはいきません。wordpressは、PHPという言語で構築されており、MySQLというデータベース管理システムと連動させて使用するソフトウェアなので、何もしない状態ではローカルのPCでは動作確認が出来ないのです。そのためにローカル環境を特別に構築しなければいけないのです。
※あらかじめお断りしておきますが、当方Windowsユーザーですので、Mac環境でのことはよくわかりません。こちらの記事ではWindows環境のことに絞って記述していきます。
2.XAMPPのインストール
2-1.ダウンロード
Windowsユーザーがローカルでwordpressを動かすためにはXAMPPというソフトウェアをPCにインストールする必要があります。下記のリンクより、インストーラ版をダウンロードします。
2-2.インストール
インストールは手順に従って普通に行えば良いのですが、一点注意するところがあります。それが下記の画面の時です。
この画面になると「Apache」や「MySQL」という文字が見えるため、思わず色々とチェックを入れようとしてしまうかもしれませんが、ここではスタートメニューへの追加とデスクトップアイコンを作成だけにとどめ、「SERVICE SECTION」のものには何もチェックを入れないようにしましょう。ここで適当にチェックを入れてしまうと後々面倒なことに・・・
2-3.インストール→起動がうまく行かない場合
実を言うと、このXAMPPのインストール→起動はなかなか上手く行かないことがあります。中でもApacheが不具合を起こすことが多いようです。以下、代表的な不具合例とその解決方法です。
※1.Skypeと使用するポートがかぶってしまう
Skypeはデフォルトの設定で「80番ポート」を使用するようになっています。そして、Apacheも「80番ポート」を使用するようになっています。そのため、普通の状態ではSkypeが起動しているとApacheは起動しません。
これを回避するためにはSkypeを起動させないか、もしくはSkypeが使用するポートを別のものに変更すればOKです。
※2.XAMPPのコントルールパネルのApacheのSVCにチェックが入っている
ここは意外と盲点です。上記画面で「Apache」の左側にある「SVC」にチェックが入っていると、「Apache」を起動させようとしても以下のようなメッセージが出てしまいます。
“apache” is not started
ですので、このチェックは外しましょう。
※チェックを外そうとしてもすぐにチェックが入ってる状態に戻ってしまう場合は、再インストールが必要です。
2-4.最終チェック
XAMPPのインストールが終わったかどうかをチェックするために、WEBブラウザで「http://localhost/」にアクセスしましょう。
そこで下記の画面が出てきたらXAMPPのインストールは成功です。
今回は記事はXAMPPのインストールまでとします。次回はwordpressをローカルにインストールするところまでご説明いたします。
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